まだ中学生。

中学生のまま大人になりました。ご迷惑おかけしてます。

フリースタイルリブレの使い方とか

「俺の体もコロナもピークアウト知らず」(tochiru語録より)

人間の身体的なピークは、25歳前後らしい。それを考えると50歳を目前にした今の私の体のピークは四半世紀前。とっくにピークアウトした体は毎日どこか不調を訴えてくる。不眠、記憶力低下、頻尿、老眼、疲労感。40代なんとか大丈夫だったなとか思ってたけど、解像度をあげて振り返ってみると全然大丈夫じゃなかった。

 

先日とある友人が会話の中でサラッと「いや〜、糖尿病になっちゃったんだよね」とか言っているのを聞いて私の中のアラートが鳴った。そういや彼は、疲れが取れないとか、やけに喉が渇くとか、目がかすむとかぼやいていたじゃないか。

 

糖尿病は不可逆性(治らない)で、ほっておくと腎臓や網膜や血管がやられて人工透析や失明や下肢切断といった最悪のシナリオに繋がる怖い病気だ。もともと東アジア人は欧米人に比べて遺伝的に糖尿病になりやすく、40歳以上の日本人の3人に1人が糖尿病予備群であるという最新の統計に私は震え上がった。

 

今まで健康診断の「空腹時血糖値」が正常なら大丈夫だろうと思っていたが、そんなことは全くなく、空腹時血糖は最後の最後、糖尿病直前にならなければ上がってこない数値だ。ほとんどの人は「食後高血糖」が初期症状として現れる。では、食後高血糖はどのようにして測れば良いのか?一つは「ブドウ糖負荷試験」と呼ばれる砂糖を摂取してその後の血糖値を測定する方法だが、これは最終的な糖尿病判定の為の精密検査で、しかも空腹時血糖が高値でないと保険適用されないので、日常的に行うことは不可能。

 

日常的にできるのは「血糖計」で食後血糖を測る方法だ。体温計に色々な種類があるように、血糖計にも色々な種類があり現在の主流は以下の3つ。

 

1.SMBG(血糖自己測定)

指先に穿刺針(ランセット針)という針を指して採取した血液をセンサーに付着させて、その瞬間の血糖値を計測する。最もポピュラーで導入費用も安いが、毎回指先に痛みがある上、センサーは認可された調剤薬局でしか購入できない。センサー(100円程度)は1回毎の使い捨てなので、計測回数が増えると費用がかさむ。

2.CGM(持続グルコースモニタリング)

センサーを皮下に取り付けることで連続的な血糖値を計測する方式。導入費用はSMBGに比べて高価だが、連続的な血糖値の変化を計測できるので個人の血糖傾向を把握しやすい。また、毎回指先に針を指す必要もないので、身体的な負担が低い。

3.FGM(フラッシュグルコースモニタリング)

CGMの一種。皮下に取り付けたセンサーに一定期間連続した血糖値を記録し、リーダーで読み取る。

 

 CGMは完全な糖尿病患者に対して使用されるものなので、今回はSMBGFGMから選ぶことにした。どちらも一長一短だが、できれば両方いいとこ取りできる機器はないかしらと調べたところ、「フリースタイルリブレ」に行き当たった。

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フリースタイルリブレはアメリカのアボットラボラトリーズという会社が発売している血糖計システムで、腕につけるセンサーは7500円前後、リーダーも7500円前後と導入費用はやや高いが、SMBGとしてもCGMとしてもどちらでも機能できる優れもの。

以前はセンサーセットとリーダーの購入が必須だったが、2021年2月よりFeliCaに対応したスマートフォンアプリ(Apple/Android)が登場した為、FGMだけで良いならば、リーダーは不要となった。

 

早速購入したCGMセンサーを腕に取り付けていく。このセンサーは付属のアプリケーター(センサー取付器具)にセットして二の腕の裏に取り付けるのだが、意外と針がゴツくてちょっと戸惑う。

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これ絶対痛いやつ

 

しかし取付は一瞬かつ全く痛みなし。取付前に見えているごつい針はセンサー取付時に一瞬体内に入るが、センサーリボンという細長いひらひらを体内に導いた後は、アプリケーター内に吸収される仕組みとなっている。取り付け1時間後から測定可能に。詳しくは下記センセーの動画を参照。

www.youtube.com

 

センサーには最大で8時間分のデータが蓄積されており、アプリまたはリーダーで読み取る毎にリセットされる(※8時間以上読み取りを行わないとデータに欠損ができてしまうので注意)。読み取ったデータはアプリ内もしくはリーダーの画面どちらでも閲覧できるが、アボット社のクラウド血糖管理ソフト「リブレView」では、より詳細なデータ管理ができる。

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血糖管理ソフト「リブレView」

 

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総合レポート

 

 

 

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日別記録

 

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週別記録

 

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グルコース変動パターン

 

フリースタイルリブレの気になる点

  • 同じ時刻にアプリとリーダー両方で血糖値を読み取るとリーダーの方が10%程低い値になる傾向がある(リブレViewでは両者のデータの間をとって統合してる模様)。f:id:tochiru:20210312145140j:plain
  • FGMによる測定は、あくまで1日を通しての血糖トレンドを知ることが目的で、血糖測定精度はそこまで高くない。正確な血糖値を知りたい時は血糖計測電極に血液を付けて測るSMBGで。
  • iPhoneでセンサーをスキャンする時は、FeliCaのセンサーの位置(スマホの上部)にうまく合わせないと読み取ってくれない。
  • アプリとリーダー両方使いたい時は、センサーセットアップ時に必ずリーダーから読み込まないとならない。アプリから先に読み込んでしまうとリーダーは読み込み不可に。f:id:tochiru:20210312144757p:plain
  • 腕につけるセンサーは防水で30分の浸水に耐えられるとあるが、1週間位で粘着テープの端が徐々に剥がれてきて、精神上よろしくない。別途ニチバンとかの防水テープをセンサーの上から貼った方がベター。f:id:tochiru:20210312131557j:plain
  • 他のSMBGと同じく、血液を採取して計測するセンサー(血糖測定電極)は50枚入りで6000円前後と割高(なので中国アリババの通販で買ったら半額以下)。

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    箱はボコボコだけど、使えた。


2週間連続して自分の血糖値を計測してわかったこと

  • 食後血糖値のピークは2時間後と言われているが、自分の場合は1時間後とかなり早い。
  • ラーメン、蕎麦、マクドナルド、牛丼、カツ丼、フルーツ類を食べると食後高血糖状態になりやすい。
  • 同じ牛丼でもサラダを先に食べると血糖値の上昇がかなり抑えられる。
  • お酒をのむと、寝ている間にかなりの低血糖状態に陥る。
  • 食後すぐに寝ると高血糖状態が長く続く。
  • 血糖トレンドを見ると、昼飯時に高血糖状態になりがち。

以上のような個人差がわかり、今後の血糖コントロール及び糖質制限の参考にもなった。現状フリースタイルリブレは万人におすすめできる血糖管理ツールなのではないだろうか?

 

それではよろしくどーぞ!