東京で食べられるご当地回転寿司3選
ご当地回転寿司こそ正義!
回転寿司が好きです。僕の小さい頃はまだ回らない街のお寿司屋さんが主流で、元禄寿司で初めて回転寿司に触れたときの衝撃はいまだに忘れらんない。
時は経ち201x年、回転寿司はすっかり市民権を獲得。いまや僕を含めた日本全国のファミリー層は例外なく「スシロー」「くら寿司」「はま寿司」「かっぱ寿司」のお世話になっていると言っても過言ではない。やはり庶民にとっては回転寿司が一番身近。正直すきやばし次郎の職人が10年修行しないと卵を焼かせてもらえないとかは僕には関係のない話。
そう、これまでの「回転寿司=安かろう悪かろう」の時代は終わりを告げ、回転寿司業界は新たなフェーズへと突入しつつあるのだ。業界第一位のスシローも最近「羽田市場」の魚を取り扱い出したりして注目だが、今回は地方から東京に進出してきたローカル回転寿司を3店紹介したい。
名前とロゴはナメてるけど、北海道では有名だよ♪「トリトン」@墨田区押上
スシローを始めとする4天王が全てを支配する関東圏の回転寿司界に一番初めに切り込んできたのが北海道を地盤とするトリトン。ぶっちゃけ店名のネーミングとイメージキャラクターのデザインには「お前舐めてんのか?」と言いそうになりますが、とてもバランスの取れた寿司を提供してくれる名店なのであります。
定番は独自の流通網から引いている北海道産のネタ達、北海道で食べる寿司と比べると見劣りするものもありますが、以下のネタは毎回ハズレません。とにかくネタがでかい。
接客も非常に良くて着座するなり必ず職人さんからの挨拶があります(毎回恐縮)。
どうやら北海道の店舗ではマグロもかなり美味しいらしいのですが、こちら東京の店舗では正直なところあまり突出したものを感じません。あといつの間にか一部のネタが一貫にぎりになってしまっている("活ほっき貝"は2貫320円だったのが1貫240円に爆裂値上げ)のと、シャリの生成がロボットになってしまってシャリが縮小してしまったのでコスパは若干悪化しましたが、季節限定で登場するサンマやトキシラズ(鮭の一種)やつぶ貝といった北海道直送のネタは間違いなし!
スカイツリーという観光地の力もあるのでしょうが、ゴールデンタイムは常に30分以上の行列は必須です。並ばずを狙うのならば、平日の11:00〜1130、14:00〜16:00がおすすめ。
実はノドグロだけではない!北陸の刺客「金沢まいもん寿司」@台東区上野
ケンミンショーでやっていましたが、石川県金沢市は「市民1人当りの回転寿司店数」日本一。特に金沢御三家と言われているうちの一角「金沢まいもん寿司」がついに都内に進出。JR御徒町駅の眼の前です。
こちらの店舗の売りはなんといっても北陸直送の地魚達、いつもだいたい5〜6種類位は地魚揃えてくれてあります。中でも絶対外せないのが「ガスエビ(トゲクロザコエビ)」。都内の回転寿司で出しているのはおそらくここだけだと思います。見た目はちょっと痛みかけた甘エビみたいにみえますが、その強烈な甘味とコクは唯一無二(※ただし7月〜9月は禁漁なので扱っていません)。
トリトンと同じくほとんどの時間帯で並び必須ですが、後述する最先端システムによりそのストレスは最小限に抑えられています。
都内の回転寿司ではまず見られないような至極の北陸産地魚を提供しているだけあって、食事時の行列は当然避けられません。コアな時間帯は1時間待ちもザラ↓
しかしご安心下さい、まいもん寿司には『ウェイティングパス』なる神システムがございます、お客様。
あとは呼び出されるまで列を離れていてもオッケー!呼び出されてから1時間以内に店前に戻れば優先的に案内してもらえます。待っている間には駅前の吉池で魚チェックするもよし、上級者になると時間を逆算して発券→上にある映画館で映画一本見終わってから寿司、なんていう芸当もしている模様。
このファストパスに似たシステム、寿司屋に限らずすべての行列店にあれば効率的なんですがね〜。とにかく素晴らしい!また、リアルタイムの待ち状況はスマホでチェックすることも可能。今何組待っているのかがわかるので、大体どの時間帯が空いているのか予測もできます。↓ 凄い、スゴイぞ、まいもん寿司!
http://www.waitingpass.com/sp/
正直安くはありませんが、総合的に考えて都内トップクラスの回転寿司なのは言うまでもございません。
東京駅の間近で味わえる北海道ご当地回転寿司「根室はなまる」@千代田区丸の内
北海道地盤の回転寿司として前述のトリトンが2012年に本州初出店した翌年、北海道の大手回転寿司2番手として東京駅目の前に進出してきたのが「根室はなまる」です。僕は東京店舗には行ったことがないのですが、2015年に札幌にある店舗を持ち帰りで利用しました。
寿司ネタが大きくてリーズナブルなのはトリトンと同じですが、最大の違いは店舗の作り。店内には生け簀が設置されており、ライブ感が非常に高いです。また僕の訪れた札幌店だけなのかもしれませんが、寿司ネタの仕込みをする厨房等も全てオープンキッチンとなっており、職人さんの仕込みを見ながら寿司を食えるという僕にとっては一種の憧れ的な回転寿司屋なのであります。
東京キッテの店舗は未訪なので近々行ってみようと思います。
それではよろしくどーぞ!